ノーベル医学生理学賞受賞おめでとうございます!!

みなさん、こんばんは。

少し遅くなりましたが、10月1日、日本人5人目となるノーベル医学生理学賞を

京都大学の本庶佑教授がみごと受賞されました。

ノーベル医学生理学賞は、日本人はほとんど受賞されず、1987年に初の受賞をされた利根川進教授以降、2012年の山中伸弥教授まで25年の月日が経っていました。

しかし、近年 山中教授を境に2015年に大村智教授、2016年に大隈良典教授と続々と受賞されるようになり、日本の医学界が活発化されたと思います。

私は、ちょうど山中教授がiPS細胞の研究でノーベル賞受賞をされた時代に同じく研究をしていましたので(比べ物になりませんが…笑)、日本人が受賞されるノーベル医学生理学賞は本当に感銘を受けました。

ここで、ブログを読んで頂いている方に簡単に本庶教授の研究についてご説明させていただきます。(間違えてたら、ごめんなさい…)

人は、がんが見つかると主に3つの治療法が選択できます。

※ ちなみに、がんとは悪性腫瘍のことです。

(稀に似たような名前良性腫瘍を癌と勘違いされがちなのでご注意ください。)

3つの治療法とは、外科的除去、放射線治療法、化学療法(抗がん剤など)です。

これに、近年注目を浴び、そして今回4つ目の治療法として認められるであろう免疫療法です。

私は、新たながん治療の大きな一歩を踏み出せたことが今回の受賞に

大きく関わっていると考えています。

では、実際にどのようながん治療なのか?

今回、注目されている物質、PD-1というたんぱく質です。

普段からがん化される可能性のある細胞は体内にあり、それががん細胞となり大きくなると T細胞(私たちの体を異物から守ってくれる細胞です。)の表面上にこのたんぱく質がたくさん出て、がん細胞の表面にあるPD-L1やPD-L2と結合し、T細胞の活動を停止させてしまいます。

活動が停止すれば、がん細胞は無限に増殖を始め、さらに肥大または他の器官や組織に移動し(転移)正常な細胞を破壊します。

今回の研究は、PD-1がたくさん出てがん細胞と結合する前に別のものと結合させて、T細胞には正常通り働いてもらおうと考えたのです。

この、PD-1阻害剤がオプジーボです。

当初は、皮膚がんの治療薬として認可されましたが、肺がんでの効果も見られ、

他のがんにも効く可能性が十分にあります。

以上が今回のノーベル医学生理学賞の研究内容です。

(記載内容は、私の見解ですので、多少の不備がありましたらすみません。)

今後も、華やかしい医学研究がまずます発展していくことを願いたいと思います。

そして、世界でも長寿国である日本があるのは医学のおかげだと世界中にアピール

できるようになってほしいと思います。

久しぶりに、研究していた時代を思い出し、色々と調べました!!笑笑

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