みなさん、こんばんは。
塾の先生って大変だろうな~と思っている方は多いと思いますが、
実は…
大変です!笑
本日は、塾の先生がいつも何をしているのかお話ししたいと思います。
まず始めに、しなくてはいけないこと。
それは、勉強です!!
教えることは、理解していることとは別次元です。
問題一つにしても、何通りの解き方、考え方を自分で見つけ、
指導にあたる子が分かるやり方で教えます。
そのためには、解き方の最短ルートを覚えていれば良いわけではありません。
集団授業などでは、最短ルートの指導がメインだと思いますが、
個別指導でそれをすると、
「先生がわかりずらいから変えてください。」
となります。
なので、先生の勉強は必須です。
とある後輩講師が、
「自分が学生の時よりも勉強してますよ…」
と苦笑いで話していました。
次にすること、それは学習計画の作成ならびに成績管理などの事務仕事です。
慣れてくれば一人の生徒につき、だいたい30分から1時間程度で終わります。
しかし、始めのうちは1日、2日は当たり前のようにかかります。
昔、講師だった私は受け持ちも多かったせいか、気付いたら朝を迎えていました!!笑
以上が講師が最低限やらなくてはいけない内容です。
(ちなみに、アルバイト講師の場合は、ほとんどが無給です。)
※ これだから、塾講師は ”ブラック” だと言われてしまうのです。
ここからは、プラスαです。
生徒の小テストの作成、受講外の他教科フォロー、そしてオリジナル教材作成…
最後の教材作成は、私が大学3年生の時に行いましたが、
その際私は、東京都立過去問15年分、参考教材6冊、その他インターネット等での引用資料検索など正直、作成時期はほとんど寝ていないと思います。
これに大学の授業とテスト、そして実験にレポート提出があります。
ここまで、ご覧になって皆さんはお気づきかもしれませんが、先生をやる人は
好きじゃないとできません!!
そして、こんなに辛いことをなぜ、12年も続けられているのか。
それは、本日こんな体験がありました。
本日、高校1年生の子の授業があり、いつも通り授業を開始すると
「先生、前に夏休み明けテストをやったって言ったでしょ。この前結果が返ってきて満点だった。」
私は、
「すごいね、頑張ったじゃん。」
そこで話は終わらず、
「実は、満点だったの学年で俺だけだったって」
その生徒は、誇らしげに話している姿を見て、
担当した当初は、自信が持てず、勉強に対し、後ろ向きだった子がここまで成長したのだなと感じ、生徒の成長そして生徒の幸せを共に共感できるのが先生という仕事だと
改めて感じる瞬間でした。
これが、あるから先生はやめられない!!
以上、長くなりましたが先生とは何かおわかりいただけたでしょうか。
私の好きな言葉で、
教育とは教え育てるのではなく、教え育つものであるとあります。
つまり、育てるなど偉そうなことを思わず、教える中で共に成長していくものが
教育の本質であるということです。
親だから、先生だから、年上だからと相手を見下ろすのではなく、
どんな教育でも相手の立場に立ち、共に歩む姿勢を
ぜひ持ってみてはいかがでしょうか。
そのためには、相手を否定しないことを心がけてください。
(私もつい感情的になると忘れてしまうことがありますが…笑)
→その都度反省の繰り返しです。
失敗と反省の繰り返しを毎日して、生徒たちと一緒に頑張っています!!笑笑