みなさん、こんばんは。
一昨日は、成人の日であり、新たに大人の仲間入りを果たした方々をお祝いするはずだった
のですが新型コロナウィルス感染症の影響から、緊急事態宣言が出され、東京都は区内で唯一
杉並区だけが開催。八王子市は中止となりました。非常に残念です。
しかし、近隣の横浜市は全国最多の新成人を抱えながらも開催し、ニュースでは成人した
大人たちとは思えない行動、言動が報道されていました。
当校にも成人を迎えた講師がいました。
例年私は成人する講師たちにメッセージを送るようにしています。
当校の講師はしっかりと自粛を守ったようで良かったです。
さて、本日は来年から民法改正に伴い18歳が成人になることについてお話をしたいと
思いますが、そもそも成人=大人はいつから考えられるようになったのでしょうか。
大人の定義はなんでしょうか?
成人年齢が法律上20歳になったのは1898年(明治31年)であり、
当時の徴兵制の対象年齢に合わせたものだったそうです。
しかし、2018年に民法が改正され、来年4月から成人が18歳となります。
では、成人が18歳になることで具体的に何が変わるのでしょうか。
例えば、保護者の同意なしの携帯電話の契約、またクレジットカードの作成。
10年有効のパスポートの取得などが挙げられます。その他男女の結婚できる年齢がともに
18歳に変わるそうです。
しかし、変わらないところでお酒やたばこ、ギャンブルは従来通りらしいです。
そもそも、大人になるとは果たして成人したらなのか?
定義上は成人=大人でしょうが、私は大人になったと感じたのは嫌なことでも
やるしかないときには出来るようになったときでした。
子どもと大人の違いは、いかに自分を制御できるかではないでしょうか。
勉強したくないから勉強しない。テスト勉強しなきゃいけないのに、ゲームを優先など。
よく子どもたちが話をしています。
大人になれば、やりたくないからやらないはできない。自分の感情では動かず
常に理性を保ち行動する。それが出来たとき初めて大人の仲間入りだと思います。
今回の成人式。
当然、自粛モードの中、しっかりと守った新成人もいれば、守らず外でお酒を飲み
大声で叫び、お酒の回し飲み、居酒屋での大人数での会食。
さて、これは果たして大人になったといえるのでしょうか。
メディアは悪い部分に焦点を当てた報道をしがちですが、正直今回の報道は
見るに堪えないものでした。コロナ禍の中、様々な方が苦しんでいます。その方たちへ
マスクもせずに堂々と騒ぐ新成人の報道を見て少しがっかりしました。
今のままでは成人=大人、これは決して=になることはないように感じました。
それが、来年には成人18歳。
選挙権も持ち、大人と同等の扱いとなります。
(選挙権は2016年から18歳以上となっています。)
これから成人を迎える子どもたちには決して今のような成人=大人になれない
状況は作らせたくないと思います。そのためには今まで以上に大人たちがしっかりと
子どもたちに” 成人=大人 ”だと伝えていくことで状況を改善する必要があります。
私は、職業上子どもたちが成人になる瞬間に立ち会うことが多いです。
一人一人がしっかりとした” 成人=大人 ”になれるようにこれからも話をしていきたい
と考えています。あくまでこれは、ニュースを見て感じた私の個人的な見解です。
もちろん、しっかりと成人式を迎えている方も多くいることも事実。
成人を迎えた方へ、この場を借りて” 成人おめでとうございます ”を伝えたいと思います。