穏やかな日が続きますが…

先日、大雪予報からの、大雨、そしてこの時期にしては珍しい暖かい日と続いてますね。

さすがに夜分は冷え込むため、寒暖差に体調を崩しそうです松尾ですこんばんは。

とまぁ、天候はそれなりですが、新型肺炎は流行に流行っていますね。

東アジアを中心にパンデミックの様相を呈していますが、必要以上に恐れたり、不安をあおるような話には気を付けてください。

本日付の朝日新聞のネット記事にもありますが、良かれと思って拡散(リツイートとか)した内容や、他人に話した内容が、デマだった場合は、デマの拡散に加担したことになりますからね。

以前も記事にした気がしますが、きちんとした信頼のできる配信元の内容を、きちんと精読したうえで、こういったシビアな話題には触れていきたいものです。

じゃあ大手新聞社や、情報サイトの記事なら完全に信頼できるのか、と言われれば、難しいものです。

往々にして、”記事”というものは、『読んでもらえる』よう、タイトルを設けます。
まぁ、興味を引く内容の記事のほうが読みたくなるのは当たり前ですよね。

そんな記事のタイトル”だけ”を見て、内容を知った気になるのは危ない、ということです。

これまた、以前も声高に言っておりましたが、何社も、何件も、見比べて初めて、”信頼がおける”という判断を下す、そのくらい慎重になってしかるべきことなのです。

一般的に信頼がある、とされる情報配信元、マスメディアというのは、”仕事”として一日以上の時間をかけて、プロが調べ、プロがまとめているわけです。

そのうえでようやく世間に配信されるのが”信頼のある記事”なわけです。

今や、ツイッターだのフェイスブックだの、インスタだの、SNSが非常に身近なため、誰でも情報を発信できるようになっているわけです。

その大半が、専門家でもプロでもなんでもない一般人が配信しているわけですから、まぁなかなか信頼はおけないでしょう。

もちろん、全否定しているつもりはありません。

そういった目に触れやすいことから興味を持って、いろいろな調べものにつながり、知識を蓄える、そんな契機の一つが数多くあることは現代ならではのいいところだと思います。

とにもかくにも。

恋愛話だの、どこそこの動物園の動物がかわいいだの、といった内容であれば、然程事実に間違いはないでしょうから、うのみにしてもいいでしょうが、国際情勢、国内情勢、社会、経済、そういった内容は、解釈の仕方一つで全くと言っていいほど内容が変わります。

有名な話ですが、今回のコロナウイルス。
最近はようやく上に出てこなくなりましたが、つい先日まで検索のトップに出てきていたのは、

『感染率83%、致死率15%』

という、大変な数値でした。

インフルエンザの致死率が0.001%未満という研究結果( )と比べれば、異常な高さであるというのがわかるでしょう。

つまり、これこそデマ、なわけです。

が、

嘘かといわれると、そういうわけではありません。

発覚初期の非常に調査対象が少ない中での、数値だったそうです。

大元のソースは英国の医学誌だそうですから、信頼性は十分です。

医学誌なんていうのは、もちろん医学の専門家が額を突き合わせて書いているものですしね。

ですから、元々の論文にはきちんと『あまりにも調査対象が少ないので、調査結果には限界がある』と明記されていたそうです。

それを、数字だけを切り取ると、上記のような不安を極端に煽る内容になるわけですね。

ほんと、ろくでもない。

 

さらに加えて、先述の朝日の記事を見て、私も知りましたが福岡に大型客船が寄港し、たくさんの中国人が来た、だから福岡はもうだめだ、といった主旨のツイートが4万を超える反応を得たそうです。

これも当然デマ、こちらは悪意ある偽情報だったそうですが。

反応があっただけで4万件超ということは、だれかの目に触れた数はもっと多いはずです。

信じられないったらありゃしない。

 

善意で拡散したからいいでしょう、とはいかないのは言うまでもありません。

真偽に自信がないなら、そもそも拡散しなければいいのです。

今回の件は特に、ヘイトスピーチやらただでさえ緊張の高まっている国際情勢に影響を及ぼしやすい件です。

今回に限った話では決してありませんし、興味のある方は是非メディアリテラシーについて調べてみてはいかがでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA