大学入試制度改革が高校入試に与える影響

先日、神奈川県で畑に出たイノシシを92歳のおじいさまがクワで撃退するというニュースがありましたね。
手足を噛まれてケガをされたそうですが、命に別状はないこと。
無事で何よりですが、90過ぎても元気いっぱいというのは素晴らしいことですねぇ…
この年で腰が痛いだの肩が凝ったのだの言っているのはまだまだ甘えだなと思いました松尾ですこんばんは!

さて、表題のとおり。

先日、朝日学生新聞にて興味深い記事を見つけましたので、そのご紹介と少々の私なりの考察でもと思いまして。

もう3月も終わりが見え、本格的に次の年度、次の元号が気になってやまないところですが、2020年度の教育に関する様々な改変も気になりますよね。

最も有名なところとしましては、やはり大学入試制度改革でしょうか。
1989年までの大学共通第一次試験から、1990年に今の通称であるセンター試験、正式名称大学入試センター試験へと変わり、早30年。

大学入学希望者を対象に、高等学校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的とする。このため、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能を十分有しているかの評価も行いつつ、思考力・判断力・表現力を中心に評価を行うものとする。


—文部科学省高等教育局(大学入学者選抜改革について//H29.7.13)

と、いうことで記述問題が導入されたり、外国語の内容に読む・書く・話す・聞くの四技能を含むようになったり、と大きな変化が起こります。
これまでのセンター試験対策でどこまで通用するのか、或いは全く通用しないのか。
新しい設問に対してどのような対策が有効なのか、今からなにをどう手を付けていけばよいのか、などなど、われわれ教育業界ではなかなかにてんやわんやしているのが現状です。

とはいえ、大学入試に関しましては、予備校という専門部署のような業種もあることですし、私が一考を投じるまでもなく、すでに様々なところで研究、提言がなされているかと思いますのでそちらをご覧くださいまし。記事にするとしても別の機会にさせてください、とも言いますが。

さて、そんな大学入試制度改革が果たして高校入試などほかの入試にも影響を与えるのか、というお話です。

私個人としましては、当然、大いに影響を与えてくるだろう、といったところです。

と、まぁ、大見え切って申してはいますが、各段珍しい発言でもないですし、実際に影響が出ている節もあります…

さて、ではどのようなところで影響が出ているのか。
同業の方でしたらご存じでしょうけれども、これから受験を迎えられる方はご存じないかもしれませんので改めて。

大まかにまとめますと、

  • 問題文の文章量が増える
  • 資料読み取り問題が増える
  • 大学入試同様、四技能が問われる
    あたりが予想されています。

    最後の項目については、英語に関する内容ですので置いておきますが、上二つは数学で顕著にみられるかと思います。

    東京都立問題(H30,H31)

    もちろん、直近2年の比較ですし、31年度入試の傾向が今後も続くかはわかりませんが、パッと見て大きな差が見て取れるかと思います。

    全教科の比較までは用意できなかったのですが(もちろん、教室・講師はすべて用意・把握してありますよ!)、他の教科においても同様の傾向変化がみられます。

    そしていずれにも共通してみられる特徴としては、「思考力・判断力・表現力」にフォーカスしている、といったところでしょうか。

    ただ問題文を読み、知っている知識や公式に当てはめて、答えを出してはい終わり、とはなかなかいかなくなってきているんですね。
    問題文を読み、図表を読み取り、いかに知識や公式に持ち込むことができるのか、を実践しなければならないわけです。

    そして、問題の英語では、スピーキングテストの導入もほぼ確実、と騒がれています。
    従来の読めればいい、書ければいい、だけでは済まなくなってきているんですね。

    さてでは、どう対策をとっていく、どうすればいいの、という話ですが。

    こうした設問傾向には、読解力が何より必要になってきます。

    もちろん、読み解いた先で活用する知識がなければ話になりませんから、基礎学習も大切ですよ。

    さて、その読解力。
    どう読めばいいのか、どこに注目すればよいのか。
    経験と技能が求められる力になってきます。
    そして、言うまでもなく”経験と技能が求められる力”を教えるためには、”より経験と技能を持つ教える力”が必要になってきます。
    まぁ、つまるところ、教わる方も教えるほうも大変、ということですね(笑)
    というわけで、お子さま一人ひとりの習熟度をしっかりと見極め、寄り添った対応ができる個別指導が今後おすすめです(ダイレクトマーケティング
    少し砕けましたが、重要となってくる主要三教科については特に、十把一絡げの対応ではなく、なにがわからないのか、どこがわからないのかをその場その場で対応してくれる、寄り添った教育のほうがよりベターかと思います。

    とまぁ、営業トークはさておくとしまして、お家で簡単にできることとしては、やはり普段から”読む”ことを意識してください。
    本でもいいですし、本が長くて辛いなら新聞でもいいと思います。
    そして、読んだ内容を反芻、ないしはぜひご家族にお話ししてみてください。
    文字として頭に入れた情報を、取捨選択して、相手に伝えようと発信するためにまとめる。
    まさに思考と判断と表現が養われるわけですね。
    そして可能であれば、ご家族のほうからも質問をしてあげるとなお向上するでしょう。
    質問を咀嚼して、理解して、また返答するために思考判断表現力を養える。
    完璧ですね!

    そして、英語四技能の対策に一番持ってこいなのはやはり、検定試験。
    英語の検定試験、つまり英検ですね。
    一次試験では、読む書く能力が問われ、二次試験では話す聞く能力が問われる。
    完璧な四技能対策です。
    というよりもなによりも、大学だけではなく、私立高校などでも、英検が入試免除に使えるようになる動きが出ているんですね。
    四技能の対策ができるのみならず、うまくすれば入試免除となり他の教科に専心できるようになる、まさに一朝一夕ですね!

    学習塾 修瑛でももちろん、検定対策を承っております(笑)
    普段の学校英語を対応できる講師にやらせるのではなく、きちんと検定へのノウハウを持つと認められる講師が対応いたしますのでご安心ください!(だいれくとま…

    さて、まだまだ花粉症が続いているせいもあり、聊か疲れてきましたので本日はこの辺で!

    もう少し煮詰めた内容を後日にでも書ければいいなぁ…なんて…

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