H31年度高校入試結果報告会ならびに来年度高校入試の予想(前編)

みなさん、こんばんは。

3月21日(祝)から3月24日(日)まで学習塾修瑛はお休みを

いただいております。

お休みなので普段はブログはお休みなのですが、

昨日参加した新教育研究協会主催の高校入試報告会の内容を

来年度入試を控えるご家庭に少しでも早くお伝えしたいと思い

要点を絞ってお話ししたいと思います。

まずは、倍率と合格率についてです。

東京都立高校の倍率は、推薦入試で2.61倍

これは普通科に推薦入試が導入されたH7度移行最低倍率となりました。

また、普通科女子と商業科は過去最低の倍率、総合学科では1倍台の

学校もあったそうです。

また、一般入試は1.4倍で過去最低倍率。

定員割れの学校が53校65学科となりました。

合格率は、74.3%とH21以降、約10年ぶりの高い数値となりました。

つまり、この結果から都立高校の入試が年々楽になってきていることが

分かります。その要因は、主に2つあります。

それは、2020年度大学入試改革の影響私立高校無償化です。

高校進学の目的は、大半の人は大学ないしは専門学校や短期大学の進学の

ためです。都立高校と私立高校では勉強に関するサポートが大きく違います。

また、学生生活を支える施設の充実度も違います。

さらに、私立高校で大学の附属である場合は大学進学がより

現実的になります。

今年度の大学入試結果を見ても、大学水増し合格問題や大学入試制度改革の

影響で安全志向そして合格者数の減少、補欠合格の増加など年々厳しい入試が

展開されています。

そのような苦労をするくらいなら、高校から大学附属に進学させて

高校生活を充実させて、安心して大学進学をさせたいと考える親御さんが

増えていると思います。さらに追い風となるのが私立高校無償化です。

その他、最近増加傾向にあるのは、通信制学校への進学の増加です。

一昔前は、良いイメージではなかった通信制の学校も今では進学先の一つとして

候補に挙がってきており、特に学力下位層の生徒さんに人気があり今では

全体の3%以上の進学率となっています。

では、実際に旧第七学区(八王子、町田、日野地域)に焦点を当てて

お話ししたいと思います。

今回、予想を超えての低倍率となったのは八王子東高校。

八王子地域では一番の進学校であり、東京大学の合格率も上がってきている

学校ですが、倍率は男子で1.2倍、女子で1.3倍

合格率は約80%超えの緩やかな入試となりました。

おそらく、この層は中央大学附属や早稲田実業などに流れていると

予想されています。ここからも私立志向の増加が伺えます。

また、安全志向で一つレベルが下の町田高校に下げている可能性もあります。

そのため、今年度の入試は町田高校の倍率は上がりました。

では、ここからは倍率が高かった学校を取りあげて行きます。

日野台高校、南平高校は要注意です。

特に南平高校へ受験を考えている方は、しっかりと受験準備を早めに進めておく

ことをお勧めします。

中央大学を筆頭にGMARCHの合格率を年々上げているだけではなく、

学校生活が充実していると通っている生徒さんには大人気の学校です。

その他、中堅層で注意が必要なのは松が谷高校や富士森高校です。

松が谷は国際交流や部活動の充実から近年、人気の高い学校です。

富士森高校は、ダンス部の活動が盛んで最近流行りのyoutubeなどで

中学生たちの中で人気が高いそうです。

なので、ダンス部の活動が盛んな学校は要注意です。

下位層で、地元民に人気の高い学校は八王子北高校です。

やはり部活動が盛んなことから人気が高いみたいです。

今あげた学校も受験する予定の方は、倍率が下がり、合格率が上がっている

と油断せず、しっかりと早めに準備を進めてほしいと思います。

さらに、来年度入試の方にはぜひ、推薦入試を視野に入れた高校受験を

お勧めします。

年々、推薦離れが目立ち合格しやすい状況となっています。

そのためには、3年生の1学期から通知表の数字を取らないといけません。

早めの準備をしている方が、多くの選択を持った受験をできると思います。

今回はここまで。

次回は、都立入試にSpeaking(話す)テスト導入についてと来年度入試予想に

ついてお話ししたいと思います。

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