討論のコツ

寒い、寒いですね…!!
暖房前の攻防を繰り返している松尾です、こんばんは!

さて、いよいよ今週末は都立推薦試験日ですね。

二日間に渡って開催される都立推薦ですが、当日実際に行われる内容は皆様ご存知の通り(?)、

小論文、面接、グループディスカッション(集団討論)

の3つですね。

例年人気ですので、狭き門です。
そのかわりに早い段階で合格を勝ち取れ、高校の準備にいち早く入れるのがなによりのメリットですね。

さて、そんな推薦入試、本日はその中でも討論について少しお話したいと思います。

都立推薦がグループディスカッションを実施するようになってもうだいぶ経つようになりましたが、このディスカッション、なかなかどうして苦手意識を持つ生徒さんが多いように感じます。
それもそのはず、なかなか中学生の段階で集団討論と銘打った討論会をするのは珍しいのではないでしょうか。
もちろん、総合の時間のようなところで学級単位で実施したり、学校によっては生徒集会で学校単位で実施していたりするかもしれませんが、いざ自分が表立って討論の場に出たことがある生徒さんは少ないかと思います。

討論というとオカタク感じてしまうかもしれませんが、要するに意見発表の場です。
少し意見会と違うのは、意見をいうだけではなく、相手の意見を取り入れて自分の意見、あるいは全体の意見を昇華していく、といったところでしょうか。

対策のコツとしてやはりはずせないのは、知識!
自分の意見・論を発表するにせよ、相手の意見に反論・同調するにせよ、論の補強には知識が欠かせません。

ですから、気になる分野、興味がある分野、あるいは入試などで聞かれそうな分野についてのニュースや知識にはいっぱいアンテナを張っておきましょう!

なぁんて、今更言っても今年度の受験生には難しいですよネ。

というわけで、本日は残り日数が少ない中でできそうなこと、意識するべきことをお話しましょう笑

とは言っても、ニュース類にはきちんとアンテナは張り続けてくださいね?

つい、入試に向けた意識、というところでお硬い話題を取り上げようとする中学生、非常に多いです。
まずこれはなるべくやめましょう。
もちろん、深い知識がある、バックグラウンドなどもしっかりと理解できている、などデキる方はいいですが。
難しい話題(例えば、今の政治情勢に関わることや、世論で騒がれていることなど、つまりニュースが騒いでいるようなことですね)を取り上げてしまうと、身の丈にあった話ができません。
ともすると、間違った内容で話を進めてしまう可能性だってあります。
百歩譲って自分がその内容で話せたとしても、周りがついてこれなければ建設的な討論なんてできませんしね。

ですので、なるべく身近な話題、出来事に落とし込むことを考えてみてください。

国際化を進めるためにはまず国の教育体制の変革を行い、並行して各自治体には外国人に向けた対応の条例化、一般企業にも外国語対応のマニュアルを設けさせ…

ではなく、国際化を進めるには私達なら何ができるか、街単位で声がけができるならどう周知できそうか、などとニュースや新聞、識者(賢そうな人たちのことです!)が言っていることを自分たち単位に落とし込む!

ですので、ニュースにアンテナ張って、引っかかったニュースをどう身近に置き換えられるかを当日の朝まで頑張ってみてください。

それから小手先のテクニックも少し。

あたりまえのことですが、声は大きく、はっきりと!相手の目を見て!メモはしっかり、けれども簡潔に!

話すときは、気持ちゆっくり、というより、『これゆっくり過ぎないかなぁ…?』と思うくらいの速度を意識すると実はちょうどいいくらいになります。

声の大きさは、姿勢を正して口をこれまた気持ち大きく開くとちょうどいいくらいの声量が出てます。口を大きく開けてればはっきり聞こえますしね。

発言者の目を見るのも大事ですが、ガン見したらダメですよ。
逆に考えてください、すごい目ヂカラで見られてたらしゃべれるものも喋りづらくなりますからね…
発言する側のときは、なるべく全員に目を配りましょう。特定の人に意見する場合であればその人に固定するのも構わないのですが、全員への発言はバランスよく目を配ると好印象ですね。

そして、難しいのがメモ。
記憶を補う、ということ以外にも、グループの意見をまとめるための助けにもなります。
メモは取りなさい、といろいろなところで指導されると思いますが、メモに集中しすぎてしまうと、『聞いてるの?』と疑われてしまいます。
なので、大事になってくるのは、文字より記号を多用する!キーワードを書き留め、そこに矢印でまとめていく、などなど。
書きやすい事前準備をしておく!与えられたメモ用紙を予め人数マスに区切っておく、などですね。
あと落書きしない。見られますからね。ゼッタイ、落書き、ダメ。

最後はやっぱりコミュニケーション力。
意見言うだけ、では”集団””討論”にはなりません。
もちろんグループ内の他の受験生はライバルでもありますが、そのグループの仲間でもあります。
特に高校受験では、論破力よりも協調性、つまりいかに手を取り合ってゴールに向かえるかを見ている学校が多いです。
特定個人を口撃するのではなく、いかにうまい着地地点をみんなで模索していけるかをしっかりと意識しましょう。

というあたりで、まとめますと…

グループディスカッションで見られるポイントとしては、

  • 協調性
  • 積極性
  • コミュニケーション力

が、主なところでしょう。

グループみんなで合格を勝ち取ってやるぞ、という思いで臨んでいってください。
そして積極的に意見を出し合い、あるいは引き出し合いましょう。
相手の意見はしっかりと聞き、良い点を探してそこからいかに前進していくかを考えましょう。
これらのためには、しっかりとメモを取り、周囲に目と意識を配りましょう。
自分の発言やメモなど、自分のことに集中しすぎない、これがポイントですね!

学習塾 修瑛でも、冬期から推薦に向けた平日休日問わず対策講座を開催してきました!

そして本日、直前最後の模擬演習、対策、コツを伝え送り出しました!!

受験生にいつも私が声かけている、

『楽しんでこい!』

と、送り出しました笑

先述の通り、狭き門ですが精一杯やってきてほしいと思います!

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