秋の長雨

みなさまこんばんは!

自民党総裁選が本日行われ、安倍現首相が再選し三選を果たしましたね。
あまり政治についてこういった場で論議するのは好まないので、多くは述べませんが…
よい国政を期待したいですね!

さて、タイトルの通り、秋の長雨となっていますね。
本日は珍しく、天気ネタで一本書いてみようかと(笑)

長雨というと、関東地方では梅雨が一般的かと思いますが、秋の長雨という言葉もお忘れなく!
個人的には、「ながあめ」と聞くと、

花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめ せし間に

という小野小町の百人一首を思い出します。
これは春に詠まれたというのが一般的な説なので、秋の長雨とは異なりますが…

眺めと長雨の掛詞を考えだしたのは素晴らしい感性だと思います。
私自身、人生の大半を理系として生活しておりますし、国語、特に古典は苦手としてきた分野ですのであまり造詣が深くはないのですが、こうした感性が光っている和歌や句には感動します。

よく言われていることですが、日本人は他の国の方々に比べ感性が豊かな傾向があります。
長雨も、霖雨、とも表記していることからもわかりますね。
林の上に雨冠。
なんともしっとりとした春雨、秋雨に通じる字をあてたものです。
軽く調べてみると、雨を表現する言葉は日本語では何と400語以上あるとのこと。
400近い雨の種類を見出し、それぞれの特徴を踏まえて名前を付けていくことのすごさというのは想像に難くないでしょう。
なんせ、私は雨の種類なんて5種類思いつけばいい方ですから…
えーっと、

春雨、秋雨、梅雨、五月雨、夕立、村雨、時雨、小ぬか雨…
あ、8つ言えた!でも、どれがどれかはわからないので言えたとはならないのでしょうね…

日本語の多様な表現というのは、なにも雨に限った話ではありませんね。
色や風も数百種類以上の名前があるそうです。

確かに思うことは、現代の日本人には残念なことにそこまでの感覚感性は失われている、ということですね。
勿論、昔の人々だって一人でこれだけの言葉を思いついていったわけではないでしょうけども…

通信技術が発達し、グローバル化が進み、物事一つ一つが早く動くようになった現代。
便利なことも多々増えましたが、その代わりにゆっくりと物事を見つめ、熟考し、感性を研ぎ澄ます、といったことがしづらくなってきているような気もしますね。
まぁ、一概に善しあしで計れることではないので、難しいのですが。

ちょっと今日はぐるぐるした感じで話を終えたいと思います。
しとしとと降り続く雨を見つめてふと心によぎったよしなしごとを徒然と書きたかっただけですので(笑)

みなさまも、ふと立ち止まって感性を澄ませてみる、そんな時間を設けてみると世の中変わって見えてくる気がしますよ!

ではでは、瞑想の秋、皆さま体調にはお気をつけて!

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