緊急事態宣言と政変と

月が替わり、2021年も2月目に突入しましたね、こんばんは松尾です。

毎度、週末から週明け月曜日にかけては減少することで有名な(?)新型コロナウイルス新規感染者数ですが、本日も例に漏れずグッと減って393人。

一応の緊急事態宣言解除目安の400人を下回ったことになるそうですが。

先述の通り、月曜日は検査人数などの問題で下がることがわかり切っていますし、明日以降どうなるかわかりません。

加えて、一番問題視されている医療現場のひっ迫がありますから、解除、とはなかなか難しそうですね。

ですが、こうして400を下回った、というのは多少の光明にはなるのではないでしょうか。
一刻も早く収束するのを願うばかりです、ってこれも提携文句になってきましたね…

本日夜という噂もありましたが、明日にもつれ込みそうな発表次第ですかね。解除か延長かは。十中八九延長でしょうけれど…

そして、気になるのはミャンマー、ですかね。

これも何度となく言っている気がしますが、個人的にはこういうブログで社会のことを言うのはあまり好まないのですが。(自身のTwitterとかなら全然いうんですけどね

さておき。

ミャンマーで非常事態宣言が発令されたとのこと。

緊急事態宣言ではなく、非常事態宣言。

ふと、書いていて何が違うんだろうと思って軽く調べましたが、和訳の問題で内容は一緒みたいですね。

 

現在、日本法における規定の文言が基本的に「緊急事態(きんきゅうじたい)」・「緊急事態宣言(きんきゅうじたいせんげん)」に統一されているのにも関わらず、かつての日本法における規定の文言などからの慣習により、外国・外国語における「Emergency」や「State of emergency」等の日本語訳として、メディア等にて「非常事態」・「非常事態宣言」が使用されることがあるが、あくまでも翻訳に際しての表記の揺れであり、基本的に「緊急事態」・「緊急事態宣言」と同様の意味である。

(Wikipedia;非常事態宣言より)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E4%BA%8B%E6%85%8B%E5%AE%A3%E8%A8%80

まぁ、意味するところは同じですが新型コロナウイルスの緊急事態宣言と、ミャンマーの非常事態宣言(わかりづらいかもしれませんが、一々断るのも面倒なのでコロナが緊急事態、ミャンマーが非常事態で貫こうかなと)は違います。

そもそもミャンマーは、ユーラシア大陸からマレー半島への入り口に位置していたこともあり、多民族国家だったようです。日本人にはなじみが薄い話になるのかもしれませんが、多民族国家というのは得てして内戦が起きます。…どちらかというと多民族国家(諸説ありますが)の日本人がこれだけ仲がいいというか無関心なことが世界的には珍しいのでしょうけれども。島国ってすごいですね。

加えて、東南アジアで植民地時代を経ていますから、民族間の対立やら国家間のいざこざが絶えなかったようです。(一時日本も占領していましたからね…)

英領、日領を経て連合国側(英領)となり、そこから独立、という形になったものの、周辺国の内戦やら国内政変やらが続き不安定な時期が続きます。だいぶ話が飛びますが、そこからしばらく軍事政権が続きますが、2007年を境に民主化が進み、建国の父と言われているアウンサン将軍の長女、アウンサン・スー・チー氏が幽閉から解放されると民主化が一気に進みます。

そのアウンサン・スー・チー率いる国民民主連盟が政党として登録され、先の総選挙2期で大勝をおさめたのですが…

昨年11月におこなわれた総選挙で不正があった、とし、本日軍部がアウンサン・スー・チー氏を拘束、政権全権を把握したそうです。

このあたりも日本人の多くにはピンとこない話なんじゃないでしょうかね。

かくいう私も、ですが(笑)

現代日本に置き換えると、自衛隊が菅総理を拘束して、国会議事堂と内閣府を乗っ取る、といったところなんでしょうけれども。

ひとたび災害が起これば迅速に駆けつけ、被災地支援を行い、医療体制がひっ迫した地域に看護師として援助に来てくれる、そんな自衛隊が、と考えるとなかなか想像つきませんよね…

軍部によるクーデター(暴力を伴う?政変)というと、日本ではまさに二・二六事件となるのでしょう。

その後の日本がどのような道筋を辿ったかは言うまでもないと思いますが。

時代も情勢も異なりますから、今のミャンマーが今後日本と同じようなことになる、なんてことはないでしょうけれども、国家元首を拘束してまでの総選挙、平穏無事な状態にあるとは言いづらいのではないでしょうか。

案の定といいますか、当然の帰結といいますか、国連を筆頭に欧米諸国は非難の声を強めています。

嘘か真か知りませんが、それをしり目に中国側は急接近か、というニュースも出てきました。

ミャンマーでは何度なくこのような(周辺諸国を巻き込み内戦状態になる)ことが起きていることも鑑みると増々不安で仕方ありません。

決して民主主義が最善の政治体制、とは言い切れないとは思いますが、現状人類が考えうる中では最善に近いのも事実でしょう。

何より、携帯電話、インターネット、テレビ放送が規制されている(らしい、だけなのでなんともですが)状態は決して健全な状態ではない気がしてなりません。(そもそもその考え方が民主主義にどっぷりとつかり切っているのでしょうけれども)

政治社会主義主張はそれぞれですし、大正解のないジャンルですが…

とかく、一番に祈るは誰も傷つかないこと、次いで戦争なぞに発展しないことですね。

日本とも交流が深い国ですから、経済的な懸念も少なからずあります。

そのあたりを論じたいですが、文書で著すのはやめましょう。

緊急事態宣言の動向に加え、ミャンマーの非常事態宣言の動向も目が離せませんね…

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