記憶の極意はアウトプット!!

みなさん、こんにちは。

冬期講習がスタートして7日目、冬期講習は日曜開校のため

疲労が少しずつ見え始めた室長の髙木です。冬期講習前半戦終了まで、あと3日。

全力で頑張ります。

さて、今回は保護者の方やお子様の中で「暗記が出来ない」

つまり、漢字が書けない。英単語が覚えられない。

でお困りの方にはぜひ必見の記事を書きたいと思いますので、もし

ご興味のある方は最後まで読んでみてください。

覚えたものを定着させるためには、普段みなさんはどのように取り組まれていますか??

今からアメリカ、ワシントン大学の研究結果をもとにお話ししていきたいと思います。

研究の概要は、最初にワシントン大学の学生には、東アフリカで使われているスワヒリ語の

単語を40個、訳語と共に各々5秒以内に覚えてもらい、テストをする。

そのあと、すべて覚えられるまで復習とテストを繰り返す。最後に1週間後に再テストを

行う。

以下に示す①~④の選択は最初のテスト終了後に各々の方法で復習とテストを行った

結果である。

それではみなさんは以下の覚え方で自分の当てはまる番号を選んでみてくださ。

① テストを受けて、1週間後の再テストに向けて正解・不正解に関わらずすべての単語を

  覚え直す。そして、すべてを覚えるまで全問書かれたテストを受ける。

② テストを受けて、1週間後の再テストに向けて間違えた単語だけを覚え直す。

  そして、すべてを覚えるまで全問書かれたテストを受ける。

③ テストを受けて、1週間後の再テストに向けて正解・不正解に関わらずすべての単語を

  覚え直す。そして、すべてを覚えるまで間違えた単語だけのテストを受ける。

④ テストを受けて、1週間後の再テストに向けて間違えた単語だけを覚え直す

  そして、すべてを覚えるまで間違えた単語だけのテストを受ける。

※ 赤文字は復習とテストで各々異なる箇所を示している。

いかがでしょうか。みなさんは何番に該当しますか?

①が一番、1週間後の再テストの得点率が高そうな気がしますが。効率が悪いような気が

します。効率でいえば、④が効率よく進められるように感じます。

では、研究結果をお伝えします。

①の場合、1週間後の再テストは80%の得点率。それはそうだろう。みなさん。納得。

②の場合、なんと①と同様再テストでは80%の正答率。

では、③の場合は。

再テスト35%の得点率。

そして④の場合も同様に35%の得点率となったそうです。

では①、②と③、④ではどのような違いがあったのでしょうか?

それは、復習後のテストの際、全問テストするか間違えたところをテストするのか

だけの違いです。

題名でもあるように、記憶するのに必要なのはアウトプットの機会を増やすことです。

先ほどの両者の違いはまさにアウトプットの差です。

ちなみに、①~④で再テスト前に覚えきるまでかかった時間は同程度だったらしいです。

多くの人は、問題集を着手する前に丁寧に教科書をまとめたりした後で問題集に取り組むの

ではないでしょうか。

それよりも、大方頭に入ったと思うタイミングで問題集を繰り返しやる方が前者より

無駄なく、効率的に学習することが出来ることを上記の研究結果より分かったのでは

ないでしょうか。

さて、ここからこの記事を参考に勉強方法を変えるか、従来通りの方法で行うかは自由です。

当然、個人差があるのかもしれないので。

※ この実験はあくまでワシントン大学生(元来かなり優秀な人たちの集まり)で

  行っているため、もしかすると無作為に人を選んで研究すると異なる結果になるかも

  しれません。

間違えたところを10回ずつ書きなさい。一度は聞いたことがある言葉。

それよりも間違えたところを軽く1~2回復習して、テストで解いた

全部の問題を繰り返しテスト方式で行うことが記憶(暗記)をよりスムーズに進めることが

出来るのではないでしょうか。

今年も残すところ1週間を切りました。

来年は、新しい勉強方法で勉強してみてはいかがでしょうか。

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