たまには勉強の話

はい、皆様こんばんは、松尾です。
連休が明けまして、いよいよ11月ですね。
冬の足音も着々と聞こえてきており、それに合わせて受験生の皆さんにも緊張感が湧いてきているかと思います。
再来週あたりでセンター試験50日を切りますしね。

スキーがだいすきー()な私は、早くも雪山が恋しくなってきており、撮りためてある雪山の写真を眺めながら日々を過ごしています。
いや別に心病んでないです、大丈夫です。

さて、というわけで。

受験も近い、という話題からたまには勉強の話でも書こうかと。
塾のブログなのにたまには、っていう表現よろしくないですかね…
まぁ、教室スタッフの自由なブログですから多少目をつぶってください(笑)

今日の題材は暗記、でいきましょう。

暗記、好きな人って結構珍しいと思います。
ご多分に漏れず、私も正直なところ、得意不得意で言うと不得意です。
というよりも大の苦手です。

自明のことを申しますが、暗記、記憶しているのは脳です。

そして勝手な見解ですが、物を覚えるということは、その脳にしわを刻んでいる、というイメージを抱いています。
わかりづらい表現かと思いますが…

厚紙を使って折り紙をしなければならない、と想像してください。
薄い折り紙ではなく、厚紙です。普通に折っただけではきれいに折り目がつかず、きれいに折れませんよね。
ですから、何回も折り、折り目をしっかりしたものにしようとすると思います。

これの脳バージョン。
文字通り、私の脳は硬い(だれが石頭ですか)と思ってます。
硬いものにしわを刻むためには、何度も何度も同じところを刺激してあげないといけない、そんなところです。

暗記には繰り返しが大事。つまり、何度も何度も眺める、書く、声に出す。

これはよく言われていることですね。
繰り返し、繰り返し、同じことをする。
私個人としては、書きながら声に出す>眺める、派です。
脳だけでなく、手や声で覚えることも併行してやるとより長く、よりしっかりと覚えられますから。
ピアノとか楽器の経験がある方ならピンと来るんじゃないでしょうか。
おたまじゃくしが無数にのたうち回っている譜面を脳みそだけで完璧に覚えている人なんて珍しいでしょう。
繰り返し繰り返し同じフレーズを弾くことで、手が勝手に動くようになっている、そんな感覚です。

とまぁ、ここまではあくまで一般論。
しかし、書いて覚えられない、そういう方、多いのではないでしょうか。
極論をいえと言われれば、もっともっと、もっっっと書け、という話なのですが、まぁ、無理ですよね。
特に高校生くらいまでくると量が莫大ですから一つ一つ書いて覚えるなんて至難の業でしょう。

ちょうど石頭を引き合いに出しましたので、もう私の脳は石頭という前提で話をしていきますが。
石ころにしわ…いえ、傷でいいや、傷をつけていこうと思ったとき、何回もこする、ここまでは先述の通りです。
ですが、同じ刃物を使って傷をつけようとすると、刃物の方が先に折れますよね。もしくは切れなくなってしまう。
つまり、これが『飽きた、もう無理』ってやつですかね。

“繰り返し”だけで覚えることの限界はこういったイメージです。
繰り返すことに限界がきてしまい、覚えられないんですよね。

じゃあ、どうすればいいか。
複数の刃物で交代しながら傷をつけてあげればいいじゃないか、と。

漢字であれば、その字ないし熟語だけ何度も書いても覚えられません。
ですので、その字を使う別な字も合わせて覚えようとする。
その字の形だけではなく、読み方や意味も覚えようとする。

英単語であれば、スペルだけ繰り返し書いても覚えられません。
ですから、その単語が出て来る文章で覚える。
別な言葉で置き換えてみる。英語で英語を置き換えられるようになったらもう完璧ですね。

社会のワードが覚えられない。
だったら、前後の流れも覚えようとする。
どういう流れでそういう出来事や概念がうまれたのか。

あの手この手で、覚えたいことに関連することを挙げてみるといいと思います。

そして、この手法のいいところは、思い出すとき、つまり暗記したものを使うときにも役立ちます。
暗記したものを単品で聞かれることは珍しいでしょう。
問題文付きで聞かれることが大半でしょう。
そしてこの問題文の中に、かならず関連するキーワードが見え隠れしているはずです。
そのキーワードのほうをもし覚えていればあとはただの連想ゲームです。ちょろいちょろい。

関連するものを調べなきゃいけないの面倒くさい…

そう思うようなら、周りの人とそのキーワードでくっちゃべってみましょう。

まぁ漢字や英単語はちょっと難しいでしょうけれども。
つまるところ、社会とかですかね。
話をすることで脳も活性化しますし、何度も繰り返しそのワードを口にするわけですから、繰り返し暗記にもつながります。
なんなら息抜きにだってなるでしょう。

もくもくと机にむかうことも無論大事です。
算数乃至数学の計算問題をくっちゃべりながらやったって何の足しにもなりませんし、計算式から関連する内容で話が盛り上がったらすごいことです。むしろ才能。
関係ない話で盛り上がってるのはただの雑談ですから駄目ですよ!

繰り返し暗記に飽きたら、教科書や参考書でも握りしめて関連するものごと探しをしましょう。
同じように苦しんでいる人がいたら、一緒に話をしてみましょう。

話し相手がいないって?
じゃあ塾に来ましょう。私が話し相手になります(笑)

それもかなわないようなら、ちょっと上級者向けですが…
辞書や百科事典、今風にいうなればウィキペディアでいいです、を読み込んでみましょう。
ただ、読み込み始めちゃうと止まらなくなってしまうので、ほどほど且つ本当に困った時だけにしてくださいね。
あと関係ないものに飛んだら負けね。

とまぁ、散文が相変わらず過ぎましたが。

私なりの考え方です。
得手不得手、好き嫌いがありますから、一つの参考手法程度に受けとってほしいですが。
こういうやり方も検討してみてください(笑)
結局のところは、人夫々ですしね。
ベストは自分流を確立すること。
受験目前の受験生たちはいまさらになってしまいますので、いろいろ試すのではなく、己が信じる手法をもう盲信して邁進してください。
まだしばらく時間のある人たちはいろいろな手法を試してみるのも一つです。

ただ、共通して。

暗記は所詮努力の結果次第ですから、楽な方法はないと思ってくださいね

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