都立高校の倍率と進路指導について

昨晩からこまめに天気予報を確認しているわけですが、2時間後には雪止むのかー、という予報を2時間おきに見て早10時間、これは積もりそうですね、松尾です。

先日、学習塾 修瑛のFacebookページへ室長 高木が都立高校の倍率と進路についての記事を投稿しておりましたので、こちらのブログへは私担当、ということで書かせていただきたいと思います。

東京都立高校の倍率発表!志望校変更?どうすれば!?あわわわ…という方も少なくないのではないでしょうか。
あわわ…なんて言って焦っている人を私は20余年生きてきて未だお会いしたことないのですがいるんですかね。という話はさておき…

まずはご覧になっている方も多いかと思いますが、東京都立高校の応募状況のご紹介から。
といっても、各塾や提携模擬会社などからも発表されていますし、お手元により見やすいものがあればそちらをご覧ください。

この発表を受け、各学校、各塾で始まるのが進路指導という”読みあい”になります。

当然のことながら、倍率が高いということは『募集人数に対して応募人数が多い学校』ということになりますから、『入るための難易度が高い』ということになります。

皆さまに伝わるよう、なるべく噛み砕く努力をしてまいりますので、長くなるかと思います。
必要に応じて読み飛ばしていただければと思います。お手数おかけしますが…

で、ですが。
各校、昨年度までのデータをもとにおおよその合格目安基準が存在します。
例えば、近隣の旧第7学区、片倉高校。
W合格模擬を提供している新教育研究協会が発表している早見表ですと、合格目安は
『525 片倉高校 43-39』
となっております。
これは、基準総合得点を525点取れば合格率60%ですよ、という意味合いです。
高校名の右側の数値は、基準となる偏差値、換算内申点の目安数値、という順で表記されています。
偏差値はさておくとして、換算内申点に関しては調べていただいてほかのサイトをご覧いただいたほうが明朗に説明されておりますので、そちらをご覧いただければと思います。

一応ご参考までに、新教育研究協会などをご覧ください。

一番の問題が基準総合得点。
上記の通り、この点数はあくまで合格率60%を示しております。
ですので、ここにさらに40点を取ってようやく合格率80%となります。
計算方法などは割愛いたしますが、総合得点で40点取るためには、30点程度(強化によりますがおおよそ小問6~8問程度)当日点をとる計算になります。馬鹿にできませんよね。
しかもそれでもなお、80%の確率ですから難しいものです。まぁそのあたりのお話も軽く調べれば出てきますので、そちらをご参照いただくとして。


読み飛ばしてた方もここらへんからゆるゆるとお読みください!

進路指導について、です。

倍率が高い、(しかも例年に比べて倍率が高い場合は特に、)受験者数が多いわけですから、例年の基準点では太刀打ちできない、ということになります。
もちろん、上もいれば下もいての受験希望者数増、ということも想定されますから一概には言えませんが。

となると、例年のデータを基にしたこれまでの模擬結果から志望校選択を行っている場合、実は倍率が高い今年は足りない、なんてことが起きます。

この倍率なら例年の基準点より20点以上取らないといけませんね、とか、場合によっては50点程度は余裕みて取りたいですね、という話になってきます。例年なら足りてたのに…なんていうことはよくある話なわけです。

さぁ、ビビりましたね、志望校を下げましょう!

…とは安直にならないでください。
先も申しました通り、ここからが読みあいです。

このように、倍率をみて驚いて下げる方向に動く方は決して少なくありません。
最悪の場合、みんなして倍率が低い方向に流れて結果蓋を開けてみると、もともと志望していた高校の倍率がグッと下がり、流れた先の倍率がむしろガッと上がる、なんていう話もあり得ます。


もちろん、下げる方向に動いた場合、元の志望より必要点数は下がるはずですから多少は入りやすいでしょうけれども、本番何があるかわかりませんし、同じランクから下がってきた人たちと争うわけですから、危険性は少なからず残ります。
やはり、倍率が落ち着いているところがいいのは言うまでもありませんよね。

え、さっきから画像で遊んでないかって?
否定はしません。見やすいほうがいいじゃないですか!

そろそろ具体的な話に入ります。

今年で言うと、松が谷高校の倍率がかなり高く出ています。
例年、部活動に力を入れていること、英語教育にも力を入れていること、そして通学している生徒たちの満足度が高いことなどから、指折りの人気校ではありますが、それにしても高く出ました。
こういった学校は戦略を練る価値が大いにあります。
お子さまに拠るので一概にはこう、ということはブログではなかなか申し上げられませんが、維持、変更に大いに戦略性がありますね。

変更する場合であれば、お住まいの地域にもよりますが、安直に申し上げれば、冨士森高校や片倉高校などが選択肢に入ってきます。
冨士森高校ですと、偏差値がほぼ変わらず、倍率を2倍付近から1.3倍台にまで抑えた勝負に持ち込むことができます。
片倉高校ですと、倍率を同じく1.3倍台に落とし込むことに加え、偏差値を下げることにより当日勝負が5,60点程度ハンディキャップを持っての戦いになります。
ですが、安直に、といいました通り、同じことを考える方が多いため、先のとおり今度はこの二校が上がって結局狭き門であることに変わりがない、ことが予想されます。
そこで、実は視野を広げて…ということを考え始めます。

そう、学区を超えたところを見始めるわけです。
幸い、めじろ台ないしは八王子という土地はそこまでアクセスが悪いわけではありません。
いやもちろん、新宿とかと比べてはいけませんよ?
ですので、やりたいこと、学びたいこと、学校の雰囲気、部活動課外活動の有無、進学への力の入れ方、などなど、お子さまやご家庭がなにを望んでいるのかを重視した時、選択肢を広げる一手として別な学区を見ることも大切です。
繰り返しお子さまとコミュニケーションをとることで、高校に求めているものを把握する、保護者面談を何回も行い、ご家庭のご要望をしっかりと把握する、そして何より、様々な学校を回り、学校の特色をしっかりと抑えている当校ならではの手法の一つです。

さらに、偏差値を上げた選択肢も見始める…という手もあるんです。

赤裸々に書いて、当校の進路指導の実力を知らしめろ、なんて上からの圧力もありますが、あまり言いすぎてもなぁ、という気持ちもありますゆえ、情報は小出しにしたいのですが…

例えば、総合基準点目安がおおよそ60~80点上の高校であっても、実は倍率との兼ね合いを考えると十二分に視野に入ってくるのです。
こればっかりは口頭で、かつ様々なご要望と現状を伺ったうえでないと説明すら難しいのでぼやかしますが…
きちんと納得していただける論拠とデータをご提示できます!ので、お困りごとがあればぜひ学習塾 修瑛へ!!マーケティングマーケティング(笑)

あともう一つだけ小出ししておきます。
受験生にとって垂涎?のワード、『全入』。全 員 入 学 !ってやつですね。
確かに、近年都立人気が振るわないこともあり、倍率1倍を割り、余程のことがない限り受験者全員合格!という学校もあります。
が、しかし。
非常に難しい問題です。
いえ、当日の試験問題が、ではなくて、『本当に全入になるのか』という問題です。
御存知の通り、2日間に渡る出願日が終わり、来週13日に取り下げ、14日に最終提出となります。
現在公表されている倍率は6,7日の2日間をもとにしたものであり、最終ではありません。
これをもとに、『あっここ倍率的に全入だからこっちにしよう!』なんて安易に考えないでください。
全入の可能性がある学校こそ変動する可能性があり、毎年のように必死の読みあいがされます。
当校も該当高校へ志望する生徒さんがいる場合は、右へ左へ、場合によっては友好関係のある他塾スタッフ(こういう時プロ同士の情報交換は強いです(笑))と連携する勢いで話し合いを重ねて意見を交換し合ってから、お話をするレベルです。
というわけで、難しい問題なのでこれまた安直な選択は気を付けてください!

旧第7、8、9、10学区を主戦場として、のべ20年近く(以上かな…?)進路指導を続けてきた私共だからこその進路指導、文字通り信頼と実績の進路指導!をご提供していければと思っております。

さてさて、企業秘密()ですのでぼやかしている部分もありますが、現在通われている塾の進路指導のセカンドオピニオン程度のお役に立ててください。
倍率をみて、近隣校へのランク下げを提案された場合は、冷静に根拠を聞いてみてください。
きちんと過去のデータと照合できているのか、下げることによるメリットデメリットをきちんと把握されているか、他に打つ手がどの程度あって、どの程度実現性があるのか。
一生が決まる、とまでは言い切りませんが、大きく左右する高校進学です。
冷静になって、とことん面談等で進路相談をなさってください。
納得がいかない説明であれば、どんどん突っ込めばいいと思います。
塾はそれにこたえる義務があると思いますしね!

少々天狗が過ぎる文章となりつつあるので戻しましょう。失礼しました…

毎年のことですし、当たり前のことではありますが、母数の多い東京における受験戦争は非常に難しい戦いです。
もちろん、日々の勉強、努力が往々にして実を結ぶものであることは間違いないのですが、より確かな合格のためにはこうした戦略もあるに越したことはないのです。

都や模擬製作各社が発表する情報というのはあくまで情報にすぎません。
そこからどのように戦略を練るかは私たち塾の力の見せ所と考えておりますし、恥ずかしくない戦略と経験を持っていると自負もしております。
合格率、しかも”第一志望合格率”100%を出せるよう、今年度もまだまだ頑張ってまいります!!

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