漢字の勉強方法

こんばんは!

本日は、いただいたコメントに返信を書いていたら長くなってしまったので記事にしちゃいました回です。
以前書いた、漢字の記事に対してコメントをいただいたので。

コメント下さった方も、そうではなく漢字の覚え方や教え方、意味について疑問を抱いている方にぜひ!

いただいたコメントの一部抜粋

小5年の息子がいます。2年生から漢字が苦手でテストはいつも一桁なんです。
先生のアドバイスや色々のやり方をしましたが駄目でした。本人は漢字の意味がわからないと言ってました。

 

というわけで。

漢字は、計算に比べて達成感が少なかったり、手間が多かったり、と感じて苦手としているお子様が多いように感じています。
でも、計算と同等かそれ以上に一生ついて回ってくるのが漢字ですので、漢字に苦手意識を持たれていることに気をもまれる心中お察しいたします。

そもそも、漢字(というか漢字練習かもしれませんが)が嫌われる一つの要因として、達成感が少ないことがあげられるのではないでしょうか。
計算は“答え”が出て来ることで、ゴールが明確に存在します。
答えが出てくればゴールしたことになりますので、『できた!』という達成感を実感することが出来ます。
これに比べて漢字は、『書けた!読めた!』けど、どうした…って思ってしまいます。
このことに楽しみや達成感を見いだせ、というのは多分に酷な話ですよね。
なのでどうしても、やりたいな、という気持ちに持っていくのが難しいのかと思います。
ゴールのないランニングやトレーニングなんて大人でもなかなか難しいのと同じだと思っていただければと思います。

ですので、先ずはお子様にとって楽しい、面白い、と思う勉強方法を提案してあげるのはいかがでしょうか。
例えば、ですが、新しい漢字が出てくるごとに、その漢字を使った熟語を書き出して意味を調べてみる、というやり方です。
熟語として書き出す以上、何度もその漢字を書くことになりますから“手で覚える”漢字練習にもなりますし、熟語の意味、ひいては言葉の意味を覚えることで語彙力の向上にもつながります。
まだ習っていない漢字との熟語でも手真似でも書かせてみると、次にその漢字が出てきたときに何となくの形を覚えていることでハードルを下げてあげることもできます。
そして、忘れずにゴールポイントも設けてあげることをお勧めします。
このやり方は実際に当校のあるお子様といっしょにやっていることなのですが、そのお子様とは書けた熟語の数で勝負したり、ポイントをつけたりしています。
もちろん、大の大人が辞書(しかも広辞苑とか漢字源とか!)を持ち出して勝負したら面白くなくなってしまいますから、加減(事前の調べなし、とか、三字以上の熟語限定とか)が必要ですが。
こうすれば、ゲーム感覚、勝負感覚になりますから、負けたくない一心で、このお子様は毎週楽しくやってくれています。
もちろん、十人十色、お子様一人ひとり楽しいと思うことや、興味を持つやり方が異なりますので、一概にこのやり方がいい、と断定することは難しいことをご承知おきください。
お子様に合わせた勉強方法を提案・実践するのが私ども塾のプロ意識と技術ですが、やはりお会いして一緒に話をし、授業をしてみないことには、本領発揮も難しいところです。あくまで、ご参考程度にしていただければとは思います。

そして、漢字の意味がわからない、とのこと。
漢字には大きく4つの種類があります。会意、形声、象形、指事ですね。
うち象形と指事は然程意味はありません。ものの形を漢字になぞらえたのが象形、漢字を記号のように扱っているのが指事ですから。(だいぶざっくばらんに言ってます笑)
意味をしっかりととらえるとわかりやすいのが会意や形声です。
説明が長くなりますし(ただでさえもここまでで長くなってしまっていますので…)、もっとわかりやすくまとめたサイトや記事があると思いますので、そちらを参照していただいた方がいいかと思います。
ざっくりと言いますと、音と意味を組み合わせている漢字と指事・象形を組み合わせている漢字のことです。
これを教えてあげると、意味を理解できるだけでなく、新しい漢字にも同様の組み合わせを見出せるようになって、漢字がメキメキ得意になります。実際に私がそのクチでして、これが出来るようになると知らない漢字でもある程度の読み方や意味がとれるようになります。
しかし、これを一つ一つ教えてあげようと思うと、かなり漢字に詳しくないと難しいのです。
欲を申し上げれば、子ども達に漢字を教える立場の人間が知識を持っていれば、とは思います。
ですが、漢字の数を調べて頂ければわかる通り、量が量ですので簡単にいかないのも事実です。
ありきたりにはなりますが、その辺りはプロに任せることをお勧めします。

といったあたりで、相変わらず文章量が多くなってしまいまして…
とてもいいご質問をいただいたのでこのような記事という形でまとめさせていただきました。
的確な答えになったかは難しいところですが、少しでもご参考になればと思います。

では、このあたりで!

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