みなさん、こんにちは。
本日は、都立では珍しい八王子桑志高等学校の学校説明会ならびに授業見学に行ってきました。
この学校は、日本で初の産業科を持つ学校であり、主にデザイン分野、、クラフト分野、システム情報分野、ビジネス情報分野の4コースから構成されています。
かなり専門分野に偏った学校に思われがちですが、一般教養科目(普通科と同様)もしっかりとカリキュラムの中に組み込まれており、就職と進学、どちらでも選択できる非常に選択の幅を広げやすい学校だと思います。
最近では、子どもたちはなぜ高校に行くのかと尋ねると、
「親が言うから」
「とりあえず、高卒認定はほしい」
といった目的があいまいな傾向が多く見受けられます。
先日のブログで述べさせていただきましたが、今後の教育では、自分自身を見つめ、計画性を持って学校生活を送ることが今まで以上に必要となってきます。
もちろん、すべてを一人でやらなくてはいけないというものではないです。
一緒に練習していき、徐々にできるようにしていけばよいと思います。
今まで、このような力が求められてきたのは、就職活動を控えた大学生たちでした。
しかし、時代は徐々に変化していき、これからは高校生のうちからこのような力を養っていかなければいけません。
今回の学校説明会の中で、授業見学を拝見しましたが、授業を受けている子どもたちが一人一人がよく考えている風景が数多くありました。
(実習授業が多いためかも知れませんが..)
以前のように、大学受験のため、学校の教科書を解き、板書を写す授業は、これからますます減っていくと思います。
私たちの塾でも、生徒たちには教えるだけではなく、考察力、分析力、表現力を養えるような授業を行っています。
(簡単に言うと、答えの理由や考え方を説明してもらう時間を必ず授業の中で設けているということです)
これからは、私立学校だけではなく、公立学校も徐々に八王子桑志高等学校のように、自ら考え行動できる人材育成を基盤とする教育方針に徐々に変わっていくのかも知れないと感じました。
ただ勉強をすればよいのではいけません。
勉強する目的をしっかり考えられる教育こそが今後の教育ではないかと考えています。